缶詰食品は保存食として有名ですが、歴史で見ればもともと瓶詰の方が早く誕生しました。1804年にフランス人のニコル・アッペールが開発した原理を利用して、後にブリキ缶を使用した缶詰が生まれたのです。
瓶詰は既に200年以上の歴史がある保存スタイルなのですが、実際にどのように作るのか知らない人が多いと思います。そこで今回は、なじみ深くも意外と知らない瓶詰に関して考えたいと思います。
瓶詰は食品の保存原理と先端技術を組み合わせた、人類の発明になります。具体的には調理した食材を4段階のステップで保存し、携帯性を高める目的すら持っています。もちろんその技術は今でも世界中で使われています。具体的には、
以上の4つの作業を行ないます。
ちなみに瓶詰食品の特長は、においの少なさにあります。腐敗しない上、缶詰めと違って特有のにおいが発生しないので、その点で瓶詰を好む人も多く居ます。また、瓶の中の食品や食材の様子を目視できる利点もあります。
ただ、缶詰と違い重量があり、強度の面で劣ります。さらに光を通すので、紫外線により内容物が劣化するケースもあります。そうした弱点を補うために、最近では強化ガラスや着色瓶が用いられています。